30代を過ぎてからの起業では、これまでの人生の「棚卸し」をすることが起業の近道といいます。H さんも、何気ないご主人との話のなかで起業を考え、自分の棚卸しをしてみました。
出版社に勤めていた関係で、人の棚卸しに立ち会うことは多かったのですが、自分自身の棚卸しをしてみて、棚の上には何もない自分に気付きました。ただ、幸か不幸かH さんは体型的に人並み以上で、太めに関することでは長いこと悩んできました。太めを話題なら、2日や3日は徹夜して話をしても話足りないほど、色んな経験をしてきました。
そこで出した結論が、103キロの体重を武器に、太め女性のコンサルタントとして起業に立ち上がることでした。05年4月にはサイトを立ち上げ、カウンセリングとコーチングを合わせた、お客さん向けのアドバイスをはじめると、たちまち太った女性たちの支持を集めたのです。
棚卸しの棚に何もないどころか、人生長いこと太めで悩み続けたことが、そのままビジネスとなったのです。H さんは、当初は会社勤めを続けながら副業としてこのビジネスを考えていましたが、スタートをして4カ月で会社を辞めてコンサルタントとして独立したのです。
人生、何がビジネスのきっかけとなるか分らないものです。ただ、一つ言えることは、H さんは太めの体型から逃げることなく、真剣に悩んだ結果が3冊の著書になり、各地での講演の招待になっています。みなさんも、角度を変えて棚卸しをしてみてはいかがでしょうか?
《現在、起業ランク71位から73位へ下降中です。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ