よくアフリカの野生を記録したNHKのドキュメントモノなどで、オアシスに多くの動物が集る場面を見ることがあります。一見のどかなシーンですが、ライオンも象も、ウサギもネズミも集る危険この上ない場所です。
ビジネスの世界にも、同じようなシーンを見ることができます。今ですと、人材派遣業での起業はオアシスに群がる動物たちに似ています。水辺に到着する前に襲われる動物は、差し詰め準備中に資金不足で撤退を余儀なくされる起業家です。
水辺まで着いて水はたらふく飲んでも、その後で襲われる動物は、起業をすることはできたが、派遣先として当てにしていた受け入れ会社が事業の方向転換のために受け入れてもらえないケースに似ています。
また、起業をしたはいいけれど、その後派遣社員がほとんど集らないケースとも似ています。今では、人材派遣で起業をしたけれど、その後人集めにコストが掛かりすぎて、仕方なく社長自身が派遣先で仕事をしているケースもけっこうあるようです。
オアシスとビジネスでの美味しい話は似ています。そして、アフリカでは、オアシスで水を飲んだ動物を専門に襲う動物がいるように、ビジネスの世界でも、起業した後で資金不足や人手不足に悩んでいる会社を専門に騙す会社があることです。
誰もが注目するような美味しい話には落とし穴があります。多分、あなたが考えると同じようなことを考える人は大勢いるものです。一緒になってオアシスに行くことだけは、止めたほうがいいです。
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