昨日、北海道から東京に戻ってきた若い友達がいます。彼は、倶知安の実家に夫婦で年末から帰郷し、ニセコでスキーを連日楽しいで帰ってきたのですが、彼の話ではニセコスキー場で滑っているスキーヤーの6割から7割は豪州人と言ってました。
残りは日本人と思っていたら、韓国の人もけっこう滑っているそうで、日本人がとても少ないと嘆いていました。わたしが05年にニセコスキー場に行ったときは、豪州人が2、3割でしたから、この3年ほどでスキーヤーの比率は逆転したようです。
わたしが気にしているのはスキーヤーの比率ではありません。豪州からのスキーヤーは、ニセコに長期滞在していることで知られていますが、彼らが購入した別荘も、ロッジも、ホテルまでほとんどが豪州からの不動産業者に押さえられたからです。
スキー場周辺の売店や食堂も、英語でコミュニケーションができるお店だけが生き残って、昔ながらの日本語オンリーの店は姿を消したと言ってました。
ニセコの例は極端かも知れませんが、わたしのように東京周辺に住んでいると、わが国の不況感や地域格差に少し鈍感になっていると思います。北海道の場合、四国や九州と並んで不景気ですから、スキーを楽しみにニセコまで行く余裕も次第に厳しくなっているのかも知れません。その間に、外国資本の日本買いが始まっています。
全国的に起業環境は変化していて、ニセコのように英語のできる不動産業者なら願ってもない起業チャンスなのに、みすみす見逃してしまうことになる例が全国でこれからは発生しそうです。今何が起っているのか、もう少し考えてみようと思います。
《現在、起業ランク20位で変わっていません。
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