この暮れから正月にかけて、海外旅行をした4人の知人から聞いた話によると、日本円の価値がアジアでも欧州でもひどく弱くなっている。同様に、国際社会での日本の存在感が薄くなって、スイスに行った知人は白人のビジネスマンから、彼が同じ黄色人種でも中国人ではなく日本人と知ると、明らかに失望の顔をされる厭な思いをしたメールを貰いました。
バブルの時代、強い日本円の力で海外資産を買い漁ったように、現在は強い中国元やユーロ、豪ドルなどが、日本の資産を買う時代に入っています。ニセコだけではなく、九州には韓国や中国の人たちが買い物に訪れていますし、北海道、新潟ではロシア人が買い物に来る時代に入っています。
東京にも、台湾、中国、欧州、米国など世界から、為替の安くなった円と引換えに、強い自国通貨で財布を膨らませて買い物に来ています。これは、起業家にとってはチャンス到来の環境変化が起っているのです。これまでは、強い円を背景に海外に買い物や資本の進出ばかりを考えてきましたが、これからは、海外から来日する外国人をお客さんにするビジネスが増えてきています。
既に中国資本は、技術力のある地方の中堅企業をターゲットにした買収に力を入れているようです。豪州と韓国のスキーヤーは、ニセコに続いて、長野県の白馬スキー場にも大勢の人が訪れているようです。
日本から米や鮭など食材の輸出だけでなく、直接日本を訪れるアジア人は増え続けていますから、このアジア人を対象としたビジネスチャンスが今生まれています。どんな業種にチャンスが生まれているか、ウオッチングしてみてはどうでしょうか。
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