正月明けの今日からわが国のビジネスは稼動を始めたようで、マスコミは大手の企業経営者に今年の抱負を聞いています。日経MJ紙ではセブン&アイ会長の鈴木敏文さんが、コンビニに関してこんな話をしてます。
(コンビニは店舗数が飽和だといわれてる)
「なぜ飽和状態というのかどうしても意味が分らない。今47都道府県中34都道府県にしか出ていない。首都圏もまだ余裕があるし、現在の1万2千店の倍は出せる」
確かにセブンイレブンは、全国13県では出店していないかも知れない。ただ、コンビニはセブンだけではないし、他のコンビニがししめき合って乱立している土地にセブンが出店しても、果たして店舗は存続していけるのだろうか?
1万2千店の倍ものコンビニ店を一体、誰が出すのだろうか?現状で、フランチャィズの加盟店を募集して、応じる加盟店オーナーがいるのだろうか?
フランチャイズ本部は、加盟店が儲かろうと損をしようと、売上げが上がると儲かる仕組みになっている。その代わり、そんな本部に加盟しているお店は地獄の苦しみを味わうことになる。セブンの加盟店の中には、今そんな苦しみを味わっている店舗も少なくありません。
はっきり言って、コンビニでの起業の結末は既に着きつつあります。鈴木会長は本部の経営者の立場として強気の発言を続けていますが、加盟店の立場から言うと、これ以上新たに加盟店での起業を行っても、初期投資した資金を回収するメドはほとんどないのが現実です。
甘い言葉に乗せられないように注意するのは、何も人影のない夜道ばかりではありません。大手企業経営者の念頭の言葉にも、責任を取らない甘い言葉は一杯あります。
《現在、起業ランク21位から24位へ下降中です。
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