「空気が読めない」意味のKYが中高生から大人にまで流行っていますが、職人の世界では昔から同様の意味の、「筋を読む」とか、「筋が読めない」と言う台詞が使われています。職人仕事の上で、先の読める人、読めない人を指しています。
企業経営者の世界でも、「流れを読む」とか、「流れが読めない」と言う使い方をします。現在のように「多くの若い主婦が仕事に就く時代では、子どもを保育するビジネスのニーズが高くなる」などと言うことを、流れを読むと言います。
また、老人のための介護ヘルパーの人が不足している現状では、フイリピンやインドネシアからヘルパーが労働移動してわが国に入国することが予想されます。そのときのために、介護用の英語学校を開設するとか、ヘルパー向けの職業紹介会社を設立することも、流れを読むといいます。起業を考える人なら、誰もが考えている起業チャンスのことです。
空気を読む、読めないは、組織の中で上手く立ちまわれるかどうかですから、個人的な問題ですが、世の中の流れを読む、読めないは起業の機会を素早くキャッチすると同時に、ニーズの発生に早めに対処するわけですから、世のため、人のためになることです。
流れを素早く読むことは、起業家にとって必要条件だと思います。ただ、あまりに先読みし過ぎて、ニーズの発生よりあまり前に起業すると、資金が続かなくて起業を軌道に乗せるのが難しいこともあります。
この辺のタイミングはとても難しいものがあります。例え実際に起業することがなくても、日頃から自分が起業を目指す業界の事情をよく調べて、ニーズの発生を予測する訓練をすることは大切なことです。
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