起業を目指す人の中には、昔からその職業に憧れていたとか、人の話からとても儲かりそうだからと言った理由で、まったく脈絡や経験のない業種で起業を目指す人がいます。
最近の例では、女性の人のネットショップ、中年男性では居酒屋、若い女性の雑貨屋やアクセサリーショップなどです。単に好きな仕事が動機になっているようです。
このような場合の開業は、そのほとんどが失敗しています。何故なら、起業においてはゼロからのスタートはありえません。ちょっと固い話になりますが、米国の経営学者ピーター・ドラッカーの著書「イノベーションと企業家精神」の中に、時代を変えるイノベーション(革新)の例が出てきますが、その全ては既にある技術と他の技術の結合がイノベーションとされています。
これから起業するにあたっても、何かしら技術を身につけていることが、起業の大前提となります。まったく技術を持っていない人、持っている技術を捨てて新たな技術で起業を目指す人は、起業するまでには長い時間が掛かることを覚悟しなければなりません。
わたしは、色々な業種の技術に関心を持っていますが、それは違う業種の技術を結合させることによって、新たなイノベーションを生み出すことができる可能性に興味があるからです。
周りに起業を軌道に乗せた人がいたら、どのような技術を身につけていて、新たにどのような技術と結合させたかを分析してみてください。何件か分析すると、起業のメカニズムが見えてきます。
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