年があらたまった1月から3月までは、学習塾による起業を目指す人にとって翌年度1年間の優劣を決する勝負の時期になります。塾へ通ってくれる生徒の数は、この時期に大体決ります。
通常、経営黒字の損益分岐点は生徒数が40人から50人とされますから、そこまでの生徒を集めることができなかったら、1年間は赤字を覚悟しなくてはなりません。同時に、生徒に勉強を教える学生アルバイトの講師もこの時期に募集する必要があります。
これまで塾の起業を手伝ってきた経験から言いますと、学習塾の講師を経験した人が起業する場合は、このような学習塾特有の経営システムを知っていますから、そつなくこなしています。ただ、若くして先生と呼ばれることに慣れてしまっていて、事業に対するひた向きで謙虚な姿勢をなくしている場合が多く、事業で自滅するケースが多いように思います。
一方、まったく塾経験のない人が塾での起業をする場合は、基本的なシステムを知らないところからくる失敗で経営が立ち行かなくケースも多いのですが、一度失敗から立ち直ると保護者などからの受けもよく、事業も予想以上に上手くいっている人が多いような気がします。
現在の学習塾は生徒数も減少していて、競争も一段と激しくなっています。ただ、日頃の経営者の努力が比較的ストレートに評価される業界ですので、こつこつと事業拡大に努める人には向いている業界のようです。また、地域地域で数多くの教室を運営している人がいて驚かされる業界でもあります。
立ち上げに際しては、テキストや生徒集め、講師集め、運営方法など、多くのノウハウが必要
なところから、フランチャイズシステムによる起業が多いのもこの業界の特色です。比較的、堅調な経営を行っているようです。
《現在、起業ランク26位から26位へ変わっていません。
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学習塾での起業はどこも過当競争ですから、少しでも独自色を出せる人に勝機はあります。その場合、塾経営に対する使命感の有る無しが大きく関わっているようです。子ども好きは、その第一の使命のようです。
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