最近は日本悲観論が多く、総人口の減少や消費性向の後退から、最早わが国での起業は難しいのではないかと言った、極論をする人まで現れています。
確かに人口減少は、消費減退の要素ではありますが、人数が減るだけで全ての消費が減るわけではありません。話題を呼んでいる中高年市場ですが、ここでも実態は思いのほかお客さんは増えていないようです。
ただ、需給関係の中身の詳細を調べてみますと、商品やサービスを売る側の受け皿がまったくできていない例が目を引きます。中高年市場ではよく話題になりますギターやピアノなどの楽器市場ですが、楽器メーカーのハード面の販売意欲ばかりが旺盛で、楽器のレッスンを行うソフト面はほとんど整備されていません。
わたしの周辺の街のギター教室やピアノ教室に聞いてみても、ほとんどは幼児向けの教室ばかりで、中高年向けは幼児の合間を縫ってのレッスンになるそうです。孫とおじいさんが、仲良くピアノのレッスンと言うと聞こえはよいのですが、現実にはほとんど中高年の生徒は集らないようです。
この傾向は、オートバイでも、スキー教室でも見られるようです。上手い具合に、お客さんを取り込むメカニズムを作れないでいるのが、今の日本の現実です。例え向こう10年間に総人口が数百万人減ったとしても、お金とそれを使うメカニズムがあるなら、購買は早々減るものではありません。特に最近は、中国、台湾、韓国などから、購買を目的にした人たちが、大勢わが国を買い物に訪れています。
起業にあたっては、購買のためのメカニズムを作ることも視野に入れた起業を行うべきだと思います。
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