連日、株式の下落が続いて、わが国経済も03年から続いてきた景気上昇が、08年は下降局面に入り始めたようです。戦後の高度成長期以降の景気は、上昇局面よりも下降局面ばかりが続いてきました。
そんな景気も、ICT(情報通信技術)が生産やサービスに活用されるようになった90年代以降、低い物価上昇、低金利、高い雇用率が世界的に続くようになりました。ただ、そうは言っても景気の循環は忘れずにやってくるようで、上昇した景気は間違いなく下降します。
株式は先行指標ですから、これまでのわたしの経験でも、株の下落のあとには間違いなく景気の後退が起ります。株式が下降しますと、追って不動産の下落が始まります。現在の都心では既に地価の下落は始まっていると言われます。
株と地価の資産下落が始まりますと、富裕層と言われる人たちの消費が減ってきます。海外旅行や宝飾品、ブランド品、住宅など、価格の値の張るものは売れなくなります。これから、富裕層を対象とした起業は難しくなると思います。
反対に、利幅は少ないけれど、お客さんに商品やサービスを直接売る日銭商売に人気がでます。100円ショップやラーメン屋と言った商売が、再度脚光を浴びそうです。
景気が悪くなると不安定になるのが、売り掛け金額の大きな商売です。売掛金の回収が悪化して黒字倒産が発生しやすくなりますので、掛売りは極力減らすことが景気の下降局面では大切です。
《現在、起業ランク30位から30位へ変わらずです。
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以前も述べましたが、景気が悪くなると既存企業の倒産が増えることによって、起業する人には商売がしやすくなる時期でもあります。周辺をよくみて、起業には慎重な態度が求められます。
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