中国製ギョーザから有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出され、千葉県市川市の幼児が一時意識不明の重体になった事件は、わが国の家庭の食卓を凍りつかせました。中国製食品には、何かしら有毒物質が含まれている可能性を否定しませんが、まさか食べた直後に意識不明になるほどの毒性の強いものが、含まれているとまでは考えていなかったからです。みなさん、元気でお過ごしですか。
しかも、中国産の野菜や加工食品を抜きにしたわが国の食事は考えられません。威勢良く、中国産の野菜や加工食品の輸入禁止を叫ぶ人がいますが、実際に実行したならば国民の3分の1程度の人には、食べものが満足に行き渡らない事態が起りそうです。わが国の農産物生産量の絶対数が不足している上に、国内産だけに頼っていたならば価格が高くなりすぎて、「貧乏人は何も食うな」と言うような事態になりかねません。
そこで、飲食店や食品小売店での起業を目指している人にとっては、中国産の食材をどう扱うか頭を悩ませていることと思います。思い切って、国産品だけに材料を絞って、その代わり価格は高いが安心な材料を売りものにする手があります。首都圏や関西、中部など大都市周辺は、市場ばかりに目が向きますが、意外と地元の農家や農協が自前の野菜の販売をしているケースがあります。
わたしが知っている都心の高級レストランは、千葉や埼玉の農家と契約をして野菜を買い入れています。このような方法は、最近の人気の飲食店ではよく行われています。移動販売などでも、地元の農家から購入しているケースがよくあります。しかも、積極的に地元の農産品のPRを行うことが、自分のお店のPRにもなっていることです。
今回の中国産品のような問題はこれからも発生すると思いますが、問題を逆手にとって如何に自分の商売に役立てるか、起業家のアイデアが求められています。
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