昨日は、事業家も消費者も中国産ギョーザ一色の一日だったようです。製造メーカーにしろ、小売業にしろ、サービス業までが中国製設備を導入していますから、冷凍ギョーザによって起った騒ぎは、今さらながら身の回りの中国製品の多さに驚かされました。寒い日が続きますが、みなさんお元気ですか。
31日の企業倒産情報の中に、ティッセタンタジャパン社の倒産が報じられています。2000年の設立で01年からイタリアのティッセタンタ社の出資をうけ、組立収納家具や壁面収納などの輸入販売を手がけていました。また、一部自社工場での切断加工が必要な半製品も輸入していて、大型マンション向けの受注によって業績を伸ばしていました。
03年に約16億9500万円だった年間売上高は、06年は大型プロジェクトの受注もあり約28億7900万円に伸長しています。昨年は、社有不動産購入などに伴う借入金が年商レベルに達するなか、多くの受注残を抱えていました。マンション会社は、ティッセタンタジャパンの収納家具を売りものにしてました。その中でのティッセタンタ社の資金引き上げによる、民事再生法の申請です。
実はわたしの知人にも、1月一杯で不動産業から撤退したMさんがいます。彼は、長年不動産会社の役員として働いてきましたが、社長の引退に伴い自分で会社を興さざるを得なくなりました。ただ、開業資金をほとんど貯めていなかったために、スポンサーになってもらう会社を探して、東京に近い埼玉県の街で開業準備を昨年10月から進めていました。
そのスポンサーが、このところの不動産の不況感に怖気ついて、あっさりスポンサーを降りてしまったのです。開業前費用に関してはスポンサーが処理してくれるので、Mさんに実害はありませんが、深い痛手だけは残りました。スポンサー付き起業には、リスクが付きまといます。あくまでも、スポンサーと都合に合わせての起業ですから。その辺を納得した上で、起業を考えるべきです。
《現在、起業ランク24位から27位へ下降中です。
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