今、東京は雪が降り続いています。夕方6時頃、フィットネスからの帰りの時間に既に大粒のボタン雪が降っていました。まだ、路面にはうっすらとしか積もっていませんでしたが、自転車を走らせるのは危険になりつつあることを感じていました。そして9時過ぎには、車道を含めてほとんど道に雪が積もっています。明日の朝を考えると気持ちが重くなります。みなさん、元気にお過ごしですか。
フランチャイジチェーンのほっかほっか亭総本部とプレナスとの間のトラブルが発展して、訴訟合戦が起きています。この訴訟は、非常に分りずらい問題ですが、起業で大成功した会社の結末話として聞いてください。
ほっかほっか亭は、1976年6月に埼玉県草加市で田渕道行さんが創業した持ち帰り弁当店が始まりです。わが国のフランチャイズビジネスでは、まれにみる成功を納めたほっかほっか亭の内紛の原因は85年に東部、関西、九州の3本部制を導入したところから始まります。
何故本部制を導入したかといいますと、一つは急速に加盟店が増えて本社だけでは統制できなくなったことにあります。もう一つは、土地土地の特性を生かした弁当作りがコスト面でも、地元のニーズも高いことにあります。現在、コンビニ各社は、地域の特性に合った商品提供が大きな課題になっていますが、ほっかほっか亭は20年前から導入していまいました。
ただ、経営力の不足から各本部を分割して、当時のダイエーや巨大化した加盟店のフランチャージーなどに売ってしまったために、プレナス、ハークスレー、みちのくジャパンなど、バラバラの企業がほっかほっか亭を名乗る、収集のつかない事態になってしまいました。
ちなみに、現在のほっかほっか亭総本部は、ハークスレイが56%、プレナスが44%の株式を所有する会社です。全国に約3千4百店の店舗網をもつほっかほっか亭ですが、昔からよく言われる”腫れ物と中小企業は大きくなったら潰れる”の例え通り、大きくなった組織を制御する仕組みなしに運営していますから、いつからは破滅に向かって進むものと思われます。
ほっかほっか亭の弁当が売り出されたときは画期的でしたが、今ではコンビニや百貨店でも売り出されていて、次第に独自性を失っていました。これからは、訴訟合戦で体力を消耗して消えてなくなるような気がしてます。
《現在、起業ランク28位から26位へ上昇中です。
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