今日は、強風が吹き荒れて、街のゴミや不要な置き物などはどこかに飛んでいってしまいました。ビジネスの世界にも吹く不況風は、しっかりお客さんを掴まえていない会社を吹き飛ばしてしまいます。昨年までの何となく好況といった感じは今年に入って一変して、不況風が吹き始めました。みなさん、元気にお過ごしですか。
本日の
時事通信の情報によりますと、複合カフェの「アプレシオ」や「I、LOVE、遊」を展開していますアプレシオが、2007年12月末の時点で1億円の債務超過に陥っているようです。一昨年来、格差社会の象徴としてネットカフェ難民と云うような言い方がされてきましたが、このような時には社会の影響をモロに受けて引きずり降ろされる会社がありますが、アプレシオはその一社となりそうです。
この会社は2000年1月の設立で、03年から05年に掛けて急激な成長を遂げました。03年は6億円の売上げが、05年には21億円にも3年間で伸びました。そして、05年11月の名古屋セントレックスへの上場以降、売上げだけは伸ばしていますが、利益は赤字続きに陥っています。
よく、フランチャイズ事業の本部は、加盟店が幾ら赤字になって本部だけが儲かる仕組みになっていると誤解されている人がいますが、アプレシオは直営15店にFC75店で理想的な比率になっています。また、事業展開でも同業のテイツーとの資本・業務提携を進めたり、女性が一人で楽しめる店作りを行ったり、キッズカフェコーナーを併設したりと、精力的な取り組みを行っています。
わたしは、この会社の内部について知らないので、何故こんなに業績が悪化しているのか分りません。もしかすると、複合カフェと言うビジネス自体が賞味期限を過ぎているのかもしれませんし、短期間に急成長を遂げた反動を吸収することができなかったのかも知れません。ただ、このような状態に陥った会社の、フランチャイズに加盟するようなことだけは止めることです。
フランチャイズビジネスは、現在も微増状態が続いています。ただここに来て、本部同士の裁判沙汰が続く弁当屋さんや、債務超過に陥っている居酒屋チェーンなど、綻びが表面化する本部が増えています。情報をしっかり収集して、このような会社が運営する本部には近づかないことが起業君子の品格です。
またフランチャイズ以外の起業であっても、取引会社の財務内容については、日頃から関心をもつことはとても大切です。たとえ相手が仕入先でも、価格の吊り上げ、品不足、情報不足などといったことが起ります。また、トラブルに巻き込まれることも増えます。
《現在、起業ランク17位から21位へ下降してます。
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