今年に入って世の中の景気はますます悪くなっているようです。現在政府が発表する経済統計は、2007年10-12月時点のものがほとんどなので、実感と数字の間にずれを感じている人が多いと思います。想像を上回る不景気風が吹き荒れています。みなさん、元気にお過ごしですか。
好景気の時は富裕層相手の商売が持て囃されますが、不景気になるとやはりリサイクルビジネスや100円ショップが元気です。野坂さんは新しいスタイルのリサイクルビジネスの起業家として注目されて続けています。
これまでリサイクルビジネスと言いますと、中古厨房機器の再生販売で全国展開を目指す森下篤史さんや、「マネーの虎」で名前を売った生活倉庫の堀之内九一郎さんなど、叩き上げで精神論の色濃い起業家の時代が長く続いていました。
野坂さんは、1995年前後の学生時代から起業を目指す若者として広く知られ、既にそのころからリサイクルビジネスでの起業を計画してました。学生アルバイトとして家電量販店で仕事をしていた頃から、まだ十分使える家具や家電製品が廃棄されるのを見て、起業チャンスを認識していました。実際に、学園祭で販売したリサイクル品は、予想以上の売行きでした。
その後は、起業に向けてまっしぐらで、全国のリサイクルショップを見て回り、繁盛店を作るための仕組み作りを練りに練って作り上げました。それまでリサイクルショップでは導入が不可能とされてきた、IT化を推し進めたのです。独自にPOS(販売時点情報管理)システムを開発して、売れ残り商品は値下げをしてドンドン売りつくしていきました。
この商品管理の手法導入は、ライバル店に圧倒的な差別化を図っています。現在は、小売業やサービス業においては、他店が行っていない方法で生産性を高めることで、起業を軌道にのせることがそんなに難しいことではなくなっています。2000年前後のような不景気風が吹き荒れるなら、再度リサイクルショップの時代が訪れそうです。野坂さんの今後の事業展開は、注目していたいと思います。
《現在、起業ランク27位から28位へ下降してます。
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