道路交通法が改正になって、駐車場ビジネスに脚光が当てられたのは2006年6月のこと。駐車違反取締りの民間委託がスタートして、指定区域での駐車違反の取締りは格段に厳しくなりました。それに伴い、駐車場の新規開設が相次いで起りました。みなさん、元気にお過ごしですか。
駐車場ビジネスは異業種からの参入が簡単なうえ、新規に開業する人も後を絶ちません。フランチャイズでも、トモパーキングサービスが事業展開を行っていて、中高年の人の新たな起業対象として注目され続けてきました。その駐車場ビジネスがあっさり失速してしまいました。
最大の原因は、土地さえあれば誰でも新規参入のカベの低さです。繁華街に近い場所に土地さえ所有しているなら、誰にでも起業をすることができます。駐車場には起業ノウハウが存在するわけではなく、単に管理システムを導入するだけで明日から駐車場オーナーになることでできます。
同様のことは、運転代行についても同じことが言えます。飲酒運転の取り締まりが強化されて以降、07年の年末には運転代行による起業が各地で増えました。この辺の話は、起業に関心を締める人なら誰でも十分承知している話ですが、現実は大変な利益をもたらすはずの駐車場関連ビジネスが、1年半を得て急に過剰競争に陥ってしまっています。
わが国では、儲かる仕事として喧伝されると、誰もが同じ商売をする気質が色濃く残っています。駐車場ビジネスも運転代行も、過剰競争でまったく儲からない商売になってしまいました。これから商売を始めるにあたっては、この過剰競争に陥っていないか、事前に市場をチェックしておいて、効率的なスタイルで起業されることをお勧めいたします。
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