《現在、起業ランク16位から19位へ下降中です。
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ブックオフコーポレーション会社の元社長で、起業家として有名だった坂本孝さんが、保有していたブックオフ株を売り払い、ブックオフとのつながりを断ち切り表舞台から消えました。みなさん、元気にお過ごしですか。
坂本さんは、学校を卒業したあと父親が経営する精麦会社に勤めていたが、32歳の時にオーディオショップの開業で独立。ただ、この会社は5年しかもたず、その後は中古ピアノ販売や不動産開発など不遇な時代を過ごす。50歳の時に神奈川県相模原市に開業した中古本販売のブックオフが、それまで古本屋では行っていなかった中古本のリニューアルを初めて導入して、古本の流通を変えてしまった。
全国にブックオフは、直営店422店、フランチャイズ店604店の1024店にまで拡大。2007年には、日本フランチャイズ協会会長に内定していたが、週刊誌で売上げの水増し、備品会社からのリベート、女子社員へのセクハラ問題などを取り上げられて会長を辞任する破目になった。京セラの稲盛和夫さんを師と仰ぎ、「世の中をよくしたい」という志を持って事業展開をしていただけに残念と言うしかない。
坂本さんがアナログ系の起業家なら、YOZANの高取直さんはデジタル系起業家の一人。1990年代にそれまでの携帯電話用半導体製造のメーカーから、事業転換して定額制の無線IP電話事業を行って脚光を浴びた。2002年以降はPHS回線を使ってIP電話のサービス、無線ブロードバンドサービスなど、矢継ぎ早に新規軸のサービスを展開するも、大手通信会社を出し抜くことはなかった。
高取さんは、学校を出て直ぐに会社を興す根っからの起業家で、ユビキタス社会の創生のために貢献することを使命にしていただけに、YOZANからの退社は無念の思いが強いと思われます。起業して、上手く成功するとよいのですが、失敗することも当然あります。坂本さんのように、成功の後に間違いを犯すこともあります。起業は厳しい生き方です。