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全国的にサクラの開花時期が北上を続けている最中で、一年で最も華やぐ季節が日本を覆っています。そんななか、花見気分になれないのが建築業界ではないでしょうか。昨年6月の改正建築基準法の施行で建築審査が厳格になったため、仕事が役所で滞ってしまって一向に解消する気配を見せていません。みなさん、元気にお過ごしですか。
現在の不況は官製不況とも言われています。硬直的な役所仕事の耐震審査によって、建設会社や住宅メーカーから出された建築申請は役所に溜まっています。以前なら、景気最優先で政治家やマスコミが騒いで、天の声によって一気に審査が簡素化されたのでしょうが、現代は天の声が出てきません。
建設業界が集会をして役人や政治家を突き上げるところなのでしょうが、今回沖縄で数百人規模の集会が開かれましたが、地元を除くとほとんどマスコミを取り上げませんでした。問題が耐震審査ということもあって、そうそう簡単に業界の声を支持するわけにはいかないのです。
審査で手抜きをしたために、耐震強度が保てなかったということになると、それこそ姉歯建築士ほか耐震強度偽装事件で国会喚問された被告たちのように、世論の矢面に立たされることになります。これまではなかったことですが、法律を厳格に守る法治主義が2000年代になってから非常に順守されるようになりました。
2009年になりますと、現在は特例で免除されている木造戸建住宅の審査も厳しくなります。建築関連で仕事をしている人は、現在の建築審査に何かしらの力が働いて、審査時間が短縮されるといった淡い期待は抱かない方がよいと思います。建築不況はしばらくは納まりそうにありません。その中で、如何に根をあげないで生き延びていくか、既存の建築業者とこれから起業する建築業者の我慢比べが続きそうです。