《現在、起業ランク11位から12位へ下降してます。
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多分、2008年6月1日は、ガソリン価格の大幅上昇と同時に、食品や石油関連製品の価格が大幅に上昇した日として、人々の記憶に長く残る日になるのではないでしょうか。みなさん、元気でお過ごしですか。
このところ、物価の上昇が激しいですね。特に、原油価格の上昇が一向に収まる気配を見せないために、消費者の間には不安感が高まっています。消費者心理は微妙なものですから、将来の物価上昇を見越してモノの買い控えを多くの国民が行うと、わが国の景気は一気に減速してしまいます。
原油価格が大幅上昇に向かい始めたのは、ちょうど07年前半ことで、その頃は60ドル前後でした。まだ半信半疑なところがあって、このまま上昇するのか、また下落するのか読めないところがありましたが、1年経ってこの値上がりは本物であることがはっきりしました。ガソリンばかりでなく、トウモロコシも、小麦も、鉄鋼も、石炭も、2、3年前の価格に戻ることはなさそうです。
よく言う「パラダイムシフト」というやつで、経済の枠組みの変化が今起っています。今、勤めている会社の仕組みが、安い物価を当て込んで成り立っているような商売は、これから存続することが間違いなく厳しくなります。良い例が、規制緩和によって大量に誕生した運送会社、観光バス会社、タクシー会社などは、軽油価格の上昇によって淘汰される可能性が高くなります。
これから、起業を考えている人も、その商売が安い価格を当て込んで成り立っている商売かどうか、冷静に精査するとよいと思います。安い大豆によって成り立っている豆腐屋さんも、淘汰の時代を迎えそうです。麺類を扱う商売も同様です。100円ショップなどは、お客さんは今以上に集るでしょうが、原価が上昇していて採算が難しくなりそうです。
ダーウィンは「種の起源」のなかで書いてます。人類はこれまで、賢い人間が生き残った訳でも、強い人間が生き残った訳でもない。
変化に対応できる人間だけが生き残れる。現在起っている変化に対応することが、起業で成功する秘訣ということになります。起業だけなく、サラリーマンも同じことです。