《ありがとうございます。
現在、起業ランク9位から14位へ下降してます。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ
代理店による起業を目指している人の話しを聞かせてもらいました。その方は、40代の工場勤務のサラリーマンでしたが、早期希望退職をして環境用機器の代理店を考えていました。ただ、最終的決断をするにはまだ不安があるらしく、わたしに助言を求めてきました。みなさん、元気にお過ごしですか。
代理店の起業相談は時々ありますが、その殆どはフランチャイズチェーンへの加盟を検討していて、そのなかで加盟金、ロイヤリティ不要の台詞にふらふらと引き込まれてしまう結果のようです。フランチャイズなら数百万円の加盟金を取られるのに、代理店の場合は商品の取引に伴う保証金を支払うだけで、商売をはじめられるのですから安上がりの起業に思えてくるようです。
フランチャイズの場合は、本部が加盟店に商売の儲かる仕組みを教示することで、加盟金やロイヤリティを徴収します。代理店は、メーカーや卸売店から商品を売る権利を委託されて、商品が売れると価格のなかから数%のマージンを受け取る仕組みです。簡単に言いますと、既に他の商品で販売ルートをもっている会社が、扱い商品のなかに1つ加える程度の話で、その1つの商品だけで起業するなど自殺行為に近い話です。
メーカーや卸売店は、その辺の立場はよく理解していますが、卸売店のなかには売れなくても自分の懐はそんなに痛まないので、代理店募集をして販売先を増やすようなことをします。40代のサラリーマン氏は、その辺の事情をまったく無視して、フランチャイズよりは投資額が少ないので、失敗して元々といった調子で代理店起業を目指したようです。
わたしの助言に対して、どのような結論をだすのかは分りませんが、代理店や業務委託、ノウハウ&商材提供など、それぞれの違いの説明に理解してもらえようにも思いました。ビジネスの世界も、起業の世界も、1990年代後半以降は環境がまったく変わっています。性善説は振り捨てて、性悪説に立ってモノゴトを考えないと、二度と立ち上がれないほどのダメージがあります。転ばぬ先に、よく考えて起業をすることです。