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中高年の起業と云うと、最近は手打ち蕎麦屋がシンボルのように思われています。蕎麦打ちには、中高年を引き付ける魅力があるようで、人口10万人以上の都市にはほとんど、数軒そのような会社をリタイアしたサラリーマン卒業生の開業した蕎麦屋があります。みなさん、元気にお過ごしですか。
ただ、話を聞きますと、どこの蕎麦屋も経営的には厳しいようです。やはり、店舗が急に増えたことで過当競争になっています。また、手作りのために価格も高く、近所の人が気楽に入るわけにもいかないようです。
そんななか、東京・三鷹市で9年前に開業したE さんは、脱サラ系の手打ち蕎麦屋としては三ツ星と噂される有名店です。測量会社を辞めて45歳で蕎麦打ちに目覚めたE さんは、まず蕎麦の名店呼ばれるお店で修行することを考えました。ただ、弟子入りを志願しても、おいそれと受け入れてくれるお店はそうそうありません。10軒以上は断られたと云います。
やっと、八王子のお店が受け入れてくれましたが、最初は「とりあえず1カ月くらいやってみろ」と云う返事でした。E さんは、そこから蕎麦作り、店の経営、接客と猛烈に学んでいきます。2年半の修行期間を得て、やっと独立の許可をもらい、現在の川に近い一軒屋に自己資金と市からの融資制度を利用して開業しました。
多分、今現在蕎麦屋での開業を考えている人は、このようなお店での修行などは抜きにして、美味しい蕎麦さえ作れるならお客さんには、そこそこ来てもらえると思っているのではないでしょうか。ただ、蕎麦の味だけでなく、お店の雰囲気や店主の人柄など、バックグランドは一朝一夕には作れるものではありません。
E さんが平日は、50食、土日は70食作る蕎麦は、11時半に開店して午後2時には、ほとんど売れ切れてしまうほどです。商売は、スタート時にしっかりした骨組みを作ってはじめると、当初は苦しい思いをしますが、その後は筋のよい商売をすることができる典型のような話です。