稼ぐためには、起業準備に時間が掛かります

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　現在、世界中は大変なインフレに突入しています。原油価格の上昇は、街で売られているガソリン価格で分りますが、その他にも小麦、大豆、トウモロコシなどの農産物、銅、亜鉛、ニッケルなどの非鉄金属も、原油に負けずに上昇してます。みなさん、元気にお過ごしですか。

　先日、日本経済新聞を読んでいて、「非鉄、有力鉱脈発掘急ぐ」の見出しで、わが国の非鉄精錬大手企業が、南米やオセアニア、太平洋上の各国で、金属資源探しを行っている記事を見つけました。三菱マテリアルや住友金属鉱山、日鉱金属などの各社ですが、現在は最高の利益を上げている企業です。

　また、三菱商事や三井物産、住友商事など商社も、世界で資源開発を行っていて、現在は大変な利益を上げています。ただ、今は資源不足の追い風に乗っていますが、非鉄各社も商社も、5年前までは赤字経営をしていました。その原因の一つといえるのが、金属資源開発に掛かる資金と時間があります。

　その新聞には、資源開発までの主な工程が出ていましたが、人工衛星探査→地質調査→ボーリング調査の探鉱作業までで５～１０年掛かっています。その後の事業化調査（フィージビリティ・スタディ）→事業化決定→設備建設→操業までに5年～10年掛かっているため、最短でも10年から２０年にも及ぶ気の遠くなるような時間が掛かって、現在の利益に結びついています。

　業種によって事業化には、こんなに時間が掛かります。起業も事業化ですから、やはり時間は掛かるものなのです。人によっては、２、3ヵ月で、店舗を借りて内装をして、商品を仕入れて、人を雇って開業しようとする人もいますが、上記の資源開発の準備期間を見ますと常軌の沙汰とは思われないはずです。

　やはり、失敗しない起業を考えるなら、開業準備には時間を掛けることです。成功することより、失敗しないことを第一に起業を考えましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『そんなバカな』

　　　　　　　　　　　　　　　本日未明、千葉・船橋競馬場内の厩舎において火事が発生し、
　　　　　　　　　　　　　　　９頭の競走馬が焼死する痛ましい出来事がありました。
　　　　　　　　　　　　　　　焼死した馬の中に、「ソンナバカナ」と云う、
　　　　　　　　　　　　　　　当ブログ・トピックと同名の牝馬がおりました。
　　　　　　　　　　　　　　　ご冥福を祈ります。