今週末に首都圏で激しい雨が降ってからは、空気が入れ替わったようで清々しい陽気になりました。夏休みを遠隔地で過ごして、今日から会社に出社した人も多いと思います。みなさん、元気でしたか。
今年の夏休みは、ガソリン価格が大幅に上昇したこともあって、車から鉄道や飛行機など公共輸送に切り替えて遠出した人も多かったようです。やはり、物流費の上昇は、家計を圧迫します。これは企業にとっても同じで、いかに物流費を減らすか頭を悩ませている経営者は大勢います。
そんななか、物流をターゲットに新規事業を始めようとしている会社があります。宅配寿司店を運営しているレストラン・エクスプレスは、来春から都内で出前代行を計画しています。同社は宅配すしの「銀のさら」を営業していますが、実験店周辺の飲食店と契約を結び、宅配のバイクを利用して出前代行をしようというものです。
実はこのビジネス、ニューヨークやロサンゼルス、ワシントンなど、アメリカの大都市では一般的に見られるデリバリー・サービスそのものです。代行会社が周辺のレストラン40社や50社と契約をしていて、お客さんやレストランから注文があると料理を届けるシステムです。わが国でも東京では、既に何軒かの出前代行がビジネスを始めているようです。
多分、このシステムは大都市圏では十分商売になると思います。レストラン・エクスプレスの場合、自前のすし店を含めて商売ですから制約がありますが、フリーで始めるなら参加してくれるレストランの受けもよくなると思います。また、レストランにこだわる必要もなく、コンビニが参入を進めている高齢者向け宅配を、コンビニに代わって周辺店舗も巻き込んで行うことも可能です。
1989年には、当時仲のよくなかったライオン、サンスター、ジョンソン&ジョンソンなど、日用品メーカー約50社が、物流費の高騰に音を上げて共同配送を開始しました。街のレストランや商店も、物流費や人件費などの高騰と、出前による売上げアップを狙って、出前代行へ依頼する可能性が高いと思われます。これまでにわが国にはなかった革新的な配達手法として、起業を考える人は参考にしてはいかがでしょうか。
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