北京オリンピックも24日の閉会式まで、残すところ5日間となりました。4年に一度の世界最大のスポーツ大会は別の角度から見ますと、スポーツを通してわが国が抱えている色々な問題に気付かせてくれます。みなさん、元気にお過ごしですか。
わたし自身腰痛の病を抱えていますから、時間を割いていつも運動をしています。ランニングや水泳、スキーなどの大会にも参加します。そこで気になるのですが、テレビ放送などを見てますと、アナウンサーや解説者が平気で審判にジャッジに不平を言います。多分、それを見ている視聴者もこの不平を聞いて、日本人は一体感をもつのでしょうが、この種の不平は言っても言わなくても同じです。単に不愉快感を残すだけです。
これが起業をした商売の場合ですと、不平を言うより先に、審判のジャッジの癖を理解してジャッジに合わせたプレーを行うことです。多分グローバル社会では、常に日本人の感覚とは違った判定ばかりが下されると思います。この場合、公平なルールなどはないに等しいと思うことです。今、グローバルな舞台でビジネスを行って人たちは、連日このような環境で勝負をしています。
次いで、女子マラソンの野口みずき選手の欠場です。代表に選ばれた選手が欠場することは、そうそうあることだとは思いませんが、現実に起りました。通常このようなときは、組織の危機管理が問われます。案の定、事前に森本友選手を補欠に決めておきながら、日本陸上連盟から野口選手の出場は問題がないとして、森本選手の補欠を解除していました。仕組みがまったく機能していなかったことになります。
これが起業して起った出来事としますと、会社は柱を失って設立して直ぐに倒産することになります。陸連は、選手枠の予算とか、選手の準備とか言い訳をしてますが、この種の言い訳は信用しないほうがいいです。マラソンの直前に選手とコーチが日本から北京に行ったとして、どれほどの予算を必要とするか直ぐ分かります。高橋尚子選手クラスでなくても、自費で行けるはずです。危機管理がまったくなされていませんでした。
そして、最も大きな問題と思ったのは、選手の選考方法です。柔道の谷亮子選手が準決勝で敗れてから、マスコミは急に彼女の現在の実力では金は無理と書き出しました。柔道にしろ、陸上にしろ、わが国の弱い競技の選手選考方法は、組織の上層部の意向を受けた選びからをしています。水泳や体操などは、選考大会の上位者を選ぶ一発勝負です。そのため、新人選手も多数選ばれています。
これは、国内で新たに起業した会社が、なかなか仕事を取れなくて苦労している図と似ています。わが国から、「実績重視」の硬直的な選択法をなくさない限り、起業もオリンピックも活気が起りません。起業家もスポーツ選手同様に弱い立場ですが、どしどし発言をするべきです。
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