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今の時代、時計の卸問屋と云うととても古臭い商売にしか聞こえません。昔はどこの街にも、時計屋さんは重々しい雰囲気の店構えで商店街には欠かせないものでしたが、現在はすっかり姿を消してしまいました。そのしわ寄せで、卸問屋も減少が続いています。みなさん、元気にお過ごしですか。
K さんが、そんな時計卸問屋で起業したのは2001年のことです。それまでは、学校を出て直ぐ時計の最大手メーカーに11年間勤め、その後は起業を考えて時計の販売代理店で4年仕事をしています。38歳で始めた卸問屋は、事前の準備もあってよく知っているはずなのに、利幅が少なく販売量も減少していて、商売としてはほとんど将来の見えない世界でした。
あなたは腕時計を持っていますか?現代は、携帯電話が時計の代換品の役割をするので、少し前まで社会人にとっては必需品だった腕時計をしている人は少なくなっています。
しかも、時計を買う場合多くの人は家電量販で購入しますから、卸問屋はますます影が薄くなります。開業して3年目、最も取引の多かった流通業者から、これからはK さんが扱っている大手メーカー品は利幅が薄いので、「今後はプライベートブランド商品に切り替える」と宣告されました。
このままでは廃業するしかない状態に追い詰められたK さんは、中国で製品製造を行い、自社ブランドとOEM製品を作ることを決意します。現在は30人近い社員を抱える中堅企業ですが、当時は製品を作るためのデザイナーも、中国との貿易業務を行える人もいなく、唯一国内の販売ルートだけが卸問屋時代からあるだけでした。
ただ、この状態から安さが売りものの電波時計を開発・販売して、一気に業界の注目企業にのし上がっていきます。現在は、米国製のアウトドア時計の国内販売代理店となったり、市場ニーズに合わせたユニーク時計の販売をしたり、時計から踏み出して生活雑貨まで扱うなど、起業当初の雰囲気とはまったく違った展開をしています。大切なことは、変化に対応できる柔軟性のような気がします。
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