企業倒産は、不動産や建設を中心にしばらくは納まりそうにありません。1997年から2002年までの6年間は、企業倒産や従業員のリストラ相次ぎ、世の中息苦しい時代でした。今回、また今年からあの息苦しさが蘇えってきそうです。みなさん、元気でお過ごしですか。
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97年からの不況の6年間に活況だったのが、フランチャイズビジネスです。手に職がなく、就職口もないなか、希望退職金のある40、50代の人たちがフランチャイズによる開業に走ったからです。特に、ラーメン店のフランチャイズは、全国各地に加盟店の店舗を出店した時代でした。
これからの時代も、再びフランチャイズによる出店が増えそうな気配はあります。97年から02年には、ラーメン店、コンビニ店、リサイクルショップが人気を集めました。今回の場合、メタボ健診が行われていることをあって30分フィットネス、高齢化が進んだことから宅配弁当、うどんと蕎麦、アイスクリームなどで開業する人が増えそうです。
そんなフランチャイズビジネスですが、最近気になっているのはフランチャイズ本部のなかに、経営状態の悪い会社が多くあることです。99年にわたしの知人が経験したことですが、ラーメン店を始めようとFC本部探しをしていました。
たまたま訪問した本部で、「ちょうど手ごろな物件があるけど、開業しますか? ほかの人も加盟を検討している物件ですが、よかったらそちらを断ってあなたに回しますよ」と温かな言葉。事前の調査も何もなしに、焦って契約を結んでしまいました。
その後、開店準備を進め、研修も無事に終わってオープンした3カ月後に、その本部は倒産しました。食材の供給も店舗の運営指導もその時点で終わりです。結局知人は、別の本部と契約をし直しましたが、大変な被害を被りました。
一見、特異なケースのように思われ勝ちですが、去年あたりからフランチャイズ本部の倒産は増えています。フランチャイズの場合、契約による事業のノウハウ移転ですから、騙されないことが最も大事です。事前に、よくフランチャイズを学んでから本部との交渉に入りましょう。
フランチャイズ加盟のマニュアルです