ここ数年、すっかり人気を落としてしまったものにガスト、デニーズ、ロイヤルホストなどのファミリーレストランがあります。1970年代以降外食産業の代表格でしたが、ガソリン価格の上昇により車を使わなくなったり、メニューの価格が割高だったり、味に特徴がないなど、すっかり向かい風が吹き荒れています。みなさん、元気にお過ごしですか。
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最近は、どこのファミレス企業も店舗の縮減を進めていて、首都圏の幹線道路を走っていると、閉店したままになっている店舗をよく見かけるようになりました。広い駐車場と見晴らしのよい店舗ですから、一昔前までなら外食店の経営者や出店担当者なら、ヨダレが出そうな物件のはずです。それが、あちこちで閉店しているのです。
そんな物件を専門に借りて、居ぬきでステーキ店を出店している会社があります。06年9月に創業したばかりで、現在首都圏に33店まで出店を増やしている
エムグラントフードサービスと云う会社です。この会社の30歳の経営者は、幹線道路沿いの居ぬき物件を次々と獲得することで、「ロードサイドのハイエナ」として年商100億円企業を目指しています。
この会社が、どのような方法で利益を上げているか詳細は分りませんが、ピンとくるのは① ファミレスはメニュー品目が多いために店舗の運営効率はよくありませんでしたが、このエムグランドはステーキの単品メニューなので、まったく効率のレベルが違うと思います。② また、一店あたりの出店費用も、ファミレスですと1億円以上は楽にかかりますが、居ぬきで改装を最小限にしますと10分の1程度の費用で開業できます。今の経済環境ですから、家賃も安くなっているばずです。
営業不振で閉店する会社がある一方で、その閉店店舗に狙いを定めて開業する外食店があるのもビジネスの世界です。不景気を理由に縮こまることを考えるよりも、不景気をチャンスに新たなビジネスが出来ないか、考えるのが起業です。ファミレスの店舗同様に、これからは空き店舗が増えそうな気配です。