今日の東京は寒かったです。夕方には雨がパラパラ降り出して、この時期、気分的にも暗くなります。以前、景気は「気」が左右すると書きましたが、株価の大暴落する時期も、1929年の大恐慌が10月24日、1987年のブラックマンデーが10月19日、今回のリーマンショックによる大暴落も9月16日と、ほとんどが秋口の木枯らしが吹く時期になりますと、大不況が襲ってくるような気がします。みなさん、元気にお過ごしですか。
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9月から10月にかけての起業相談の傾向も、「この時期に起業して大丈夫だろうか?」といった、相談が約6割を占めました。連日、株価が大きく下げたり、大手上場企業の売上げが10%、20%と減少していますから、これから起業する身にとっては、気が気でない気持ちと思います。
まず、この時期経済環境が大きく変化している時ですから、昨年までの好景気をベースに起業を考えている人は、お客さんの気持ちの変化を確認する必要があります。一昨日も書きましたが、高額の前金払いビジネスをまだ信用が醸成されていない起業家が行うのは危険です。また、既に売り出されている商品やサービスに比べて、競争力の劣っている商品はこの時期勝ち抜いていくのは厳しいと思います。
よくテレビや新聞で、「貸し渋り・貸し剥がし」の報道が行われますが、既に信用収縮は始まっています。金融機関の貸し出しが厳しくなっていますから、開業当初の資金繰りには苦労すると思います。当初考えていた起業計画よりも、2~3割規模を縮小することも考えることです。
相談のなかで一番困るのは、既にこれからのスケジュールを決定している場合です。借りる店舗の手付金を打っていたり、フランチャイズ加盟の場合には加盟金やエリア権を買っていたり、勤めている会社に退職日を申し出ているケースもあります。起業の場合には、やはり慎重な行動が大切です。確かに、日本経済が最悪期だった97年にサイボウズの高須賀宣さんが、99年には南場智子さんが起業して、その後大きな企業へと成長させています。
ただ、それでもこの時期の起業は、慎重の上にも慎重に行うべきです。
起業相談も早め早めによろしくお願いします。