最近、繁華街を歩くと、昼食時に営業していた店舗と、夕方からの店舗とが違っているお店を見ることがありませんか。飲食店経営者の間で徐々に広がっているのが、農業で別種の作物を年に2度栽培する二毛作に引っ掛けた、二毛作店と言われます。みなさん、元気にお過ごしですか。
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確かに、商業地として賃料が最も高い場所に店を構えながら、営業時間が夕方の5時から12時まで7時間営業の居酒屋の場合、残りの17時間は店を閉じておくわけですから、経営効率はとても悪い商売をしていることになります。以前から、不景気になると居酒屋が昼食時に定食屋になったりすることはありましたが、いかにも夜のメニューの残り物を提供している場合、あまりお客さんの集らない店が多いようです。
最近の二毛作店は、昼のラーメン店と夜の居酒屋が人気のようです。しかも、昼夜の経営者が違っているケースも多いらしく、夜の経営者が借りた店舗を、昼の経営者がサブリース、早い話が又貸ししてもらっています。週末の昼間だけ、居酒屋からお好み焼屋に変わるといったケースもあります。要は、相性のよい商売を開業して、お互いに賃料の出費を少しでも減らそうという発想です。
全国的によく知られている二毛作店は、サントリーとUCC上島珈琲が共同出資している「プロント」です。昼はカフェ、夜はBARを営業するフランチャイズチェーンのお店ですが、効率のよい営業を展開しています。要は、お店の前を通るお客さんの客層に合わせて、興味をもってもらえそうな業態とメニューで、どこまで集客することができるかにかかっています。
不況色が濃くなって、従来と同じ営業方法では生き残りが難しい時代になっています。起業する場合も、できるだけ開業資金は少なく、来店するお客さんには、最大限満足してもらえるお店作りが欠かせません。二毛作店のような、発想の転換による効率よい経営法を考えてみてはいかがでしょうか。
フランチャイズによる開業を考えている人は