生鮮食品とインターネットとは相性は良いようで、個性的な食材販売店がこの10年近くの間に続々と誕生しています。生鮮3品のうち食肉については、ネットを通じてこれまでにない販売方法を確立した話は聞きませんが、青果と鮮魚は面白いビジネスをしている会社が誕生しています。みなさん、元気にお過ごしですか。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク12位から16位へ上昇中です。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ
「築地市場ドットコム」を運営している食文化のH さんは、2001年に会社を設立しました。それまでは、食品とはほとんど関係のない大手ゼネコンの勤務。ただ、若いときから料理に興味をもっていて、学生時代には野生の食材と親しむサバイバル同好会で活動したり、アルバイトも飲食店で働くなどそれなりに下地はあったようです。
ゼネコンの社員時代の13年間は、そのほとんどを中国、アメリカ、メキシコと云った食文化の中心地で仕事をしていた関係で、世界の料理を味わう経験ができたようです。帰国後、食材とネットとの相性のよさに気付き、「地方の美味しい食材を産直で売ろう」という動機で会社を設立しました。
その後は、H さんの努力と根っからの美味しいもの好きが上手く回転して、設立2年目には東京・中央区の築地市場に進出、場内に事務所を構えて仲卸として取引を開始しています。H さんの発想は、誰もが扱う商品とは違って、入荷量の少ない販売効率の悪い商品を専門に買い付けて、ネットを通じて販売する方法をとっています。
販売効率の悪さは、ネットの即効性と多くのお客さんに送信できる特性でカバーできます。今では、売りにくい食材はH さんに持ち込むと売ってもらえるというほど、場内での信頼を得ています。また、H さん自身が産地を回って、市場に入荷しないマイナーな食材の仕入も行っています。
この不景気のなかでも、ネット販売は前年比で10%以上の売上げを上げています。特に、不景気を理由に家にこもってしまう人の引きこもり消費が増えると増えるほど、ネット販売も増え続けるようです。この引きこもり消費に対応するためには、ネット運営者自身が家を飛び出して商品を見歩く努力が必要です。
起業で悩んでいる方