好天に恵まれた今年最後の東京の土曜日。例年なら、大勢の人が喧騒を求めて繁華街に繰りだす年の瀬なのでしょうが、わたしが忘年会で寄った昼の渋谷の街はガラガラでした。米国のクリスマス商戦では、ネット販売のアマゾンが過去最高の売行きを示したようですが、わが国でも年末年始は家にこもる人が多そうで、ネット販売には大勢の人が向かいそうです。みなさん、元気にお過ごしですか。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク17位から20位へ下降してます。
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それにしても渋谷の某百貨店ではフロアーを見回して、削減してギリギリの店員さんの人数よりお客さんの数が少ない現場を見て、本当に背筋が寒くなりました。店長さんやフロアー長さんは、この現場をどんな気持ちで見つめているのか、辛いものがあります。
そんな売れない小売業界では、低価格品と高価格品販売との二極化が進んでいます。小売業で起業を考えている人に参考にして欲しいのですが、高価格品と言いますとこれまでは、ほとんどがブランド品販売と相場が決っていました。ところが、メガネ業界で新たに進んでいるのは、サービスの高価格化です。
メガネ購入を希望する人が来店しますと、店員がほぼマンツーマンでお客さんのメガネ選びに対応します。お店によっては、店内に揃えた1千点以上のメガネを、片っ端から試すことで一番似合うメガネ探しに協力します。このような場合、最終的にレンズとフレームを合わせて価格は5万円以上するようですが、お客さんは大満足で購入してくれると言います。
お客さんには、「つかず離れず」とされてきた、これまでの小売業のセオリーの逆張りとも言える販売方法です。多分に、5千円メガネ店など、拡大を続ける安売り店を意識しての販売と思いますが、徹底したお客さんへのサービスを売りにする販売法は、これからの小売店にとっては一つの生き残り法のような気がします。
店員の教育問題、在庫量の拡大、販売効率の悪さなど、マイナス点を多く抱えた販売法ですが、手作り店を目指す起業家にとっては、挑戦に値する新たな販売方法です。メガネに限ることなく、高い販売知識が求められる高額品では、一度シュミレーションしてみる価値がありそうです。
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