不景気になりますと、やはり必要なときに必要なお金を作るのが難しくなります。その昔は、近所の親しい人や、同業者が集ってお金を持ち合い、必要な人に用立てる「無尽」と呼ばれる互助会組織がありました。その始まりは、鎌倉時代と云われています。今日も読んでいただきましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山です。
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現代の無尽と云われますのが、2008年10月にスタートしました「
maneo」です。既にご承知の人もいると思いますが、東京三菱銀行に勤めていたS さんが、米国で流行っているインターネットを通じた個人融資をの仲介ビジネスの話を米国人から聞いて、日本で立ち上げたものです。07年10月に銀行を退職して、日本風にアレンジして開業しました。
わが国では、個人間の融資でも、お金を貸す人は貸金業の登録が必要とされるそうです。S さんたちが考えた仕組みは、お金を借りたい人は会員登録をして、希望の金額、金利、返済期間、お金の使い道をネット上で申告します。一方、貸し手の融資をしてもいい人は、maneo を見て相手を選び、貸し出せる金額と金利を設定します。
その後は、競売方式で双方の条件を折り合わせ、合った人の入札が成立します。借り手、貸し手共に匿名で参加でき、借りる人は1人の貸し手から20万円まで、最高200万円まで借りることができます。この場合の返済期間は、6カ月から最高3年まで、借り手は、毎月ごとに元本と金利とをmaneo を通じて貸し手に返済します。
maneo の収入は、入札の成約時や毎月ごとに貸し手から手数料を受け取る仕組みです。実は、このビジネスは米国、英国など他の先進国では大変人気になっていて、最大手の米国プロスパーは、日本への参入も計画されていると云われます。maneo のページを見てもらうと分りますが、現在登録している人のなかには、使用目的が独立資金や起業資金と云う人が二人いて、2件とも入札完了で資金作りに成功したようです。
makeo は起業資金を集めるために役立ちそうですが、同時に新たな起業モデルとしても参考になります。貸金での起業と云いますと、これまでサラ金での起業ばかりに目が向いていましたが、こんな方法での貸金も可能になったことで、ビジネスの枠は大きく広がりそうです。