映画「おくりびと」が、アカデミー賞外国映画賞を受賞しました。この映画に関しましては、以前葬儀ビジネスのイメージを変える可能性を言及しましたが、こんなに人気になりますと認知度はますます高まりそうです。今日も読んで戴きまして、ありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク7位から8位へ下降してます。
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まず、不景気で日本人が萎縮しているときに、アカデミー賞の受賞式に日本人が登壇するなんて嬉しいですね。それに、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の同根の宗教が、世界の平和を揺るがす争うをしている中で、まったく異質の仏教の宗教儀式をテーマにした映画が、広く世界の人に知られることは意義があると思います。
それにしてもこの映画を見ますと、起業としての葬儀ビジネスを考えさせられます。最近の傾向としましては、これまでのように大量の花輪に象徴されます派手な葬儀は敬遠されていて、親族だけの密葬形式が好まれます。ただ、死んだ本人の希望や近親者の希望とは関係なく、多くの人が亡くなる病院につながっている葬儀社が、一切を勝手に取り仕切るといったトラブルが絶えず、消費者生活センターへの苦情も増えています。
そんなところから、ベンチャー型葬儀ビジネスが数多く誕生しています。葬儀アドバイザーと呼ばれるビジネスもありますし、合理的で簡素な葬儀をモットーにした葬儀社もできています。生前に希望した葬儀を請け負う会社もあります。ただ、当人が何時死ぬか分らない、死んだときに葬儀の手配をするのはまったく別の人です。また、葬儀は1回だけの瞬間ビジネスの要素が強いなどと云ったこともありまして、事前にアプローチしていた葬儀ビジネス会社の努力が報われないケースがほとんどです。
死人に口なしとは、このようなときに使う言葉のようです。結局は、昔ながらの葬儀社が押しの強さで指揮ってしまうようです。ただ、このような現在の流れを一気に変える新たな仕組みを作ることができましたら、ベンチャー型葬儀会社が台頭するチャンスはあります。それこそ、死人に自分が希望する葬儀のスタイルを身近な人に公示してもらうことです。どう云ってもらうのか、起業のカギはここにありそうです。