最近、テレビでニュースを見ていますと、首相官邸に入るときの麻生首相が、記者団に軽く右手を上げる仕種をしなくなりました。顔を引きつらせ、カメラの方向に顔を向けまいとしているようにも見えます。国民にまったく人気のない首相とは、想像を絶する葛藤をしながら生きなければならないようです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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麻生首相は、08年9月に首相に就任しましたから今月で6カ月です。起業でも6カ月といいますと、大変難しい時期です。ここからわたしだけの経験の話ですので、あまり参考にならないかも知れません。できたら、色眼鏡で読んでください。
開業して6カ月くらいまでを、順調に事業が展開している起業家は、その後が意外と難しくなります。この後、大きな壁に突き当たったときに、そこそこ売れた開業当初の営業法がベストと思い込みやすいからです。そのため、その後の事業の判断がとても難しいものになります。
一方、開業3カ月くらいまではまったく売れなくて、6カ月でもまだ黒字化が定着しない起業の場合。やはり、ここままでは干せ上がってしまいますから、事業の軌道修正を迫られます。起業にあたって事業計画書を作成しますが、そのままではほとんど使いものになりません。頭で考えるビジネスと、実際にお客さんの判断を仰ぐのではまったく違った結果になります。
そんな訳で、お客さんニーズに合わせた事業の方向転換をします。よく起業する場合には、よく知った事業で始めるのが一番といいます。それは、この困った時の軌道修正が容易に可能だからです。これが、まったく初めての事業で起業をした場合には、動きの取れなくなった人がいっぱいいます。このような場合、切のいいところで自主廃業するしかありません。
多くの起業ケースを見てきて、成功のための方程式といった類の単純なケースは絶対にありません。ただ傾向としては、立ち上がりで売れなくて苦労して、事業の軌道修正をしながら徐々に起動に乗せていく方法が、後々安定した事業を展開することができるようです。最初にあまり上手くいったケースでは、やはり起業を簡単に考えるせいか、その後に落とし穴で簡単に嵌ってしまうケースがほとんどです。
麻生首相の場合、景気対策を第一にとか云っていますが、実際にはそのためのアイデアはまったく出てきません。起業では、これは命取りです。次から次にアイデアを出して、試行錯誤を繰り返しているうちにお客さんと波長が合うようになります。
ほとんどアイデアの出ない内閣は、追加経済対策の成長戦略で有識者83人に意見を聞くようですが、このように多くの人に意見を聞く方法は愚か以外の何者でもありません。景気上昇のシナリオを書くのは、数人の学者と実務者で十分です。麻生内閣の景気対策と云うと、定額給付金から始まり、経済問題や意思決定の原理原則では、何故失敗する方へ失敗する方へばかりに歩を進めるのか分りません。