このところ開業している人からよく聞く話に、店舗の移転がとても多くなっていることがあります。多分に、不況で廃業する店舗が多いことが原因で、陣取り合戦のように不便な場所にあったお店や学習塾が、年度の切り替わりを切っ掛けに、4月から新しい店舗で営業を始めたい気持ちが働いているようです。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク5位から8位へ下降してます。
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飲食店や小売店にとって、出店する場所は事業の生命線と言われます。道路一本を挟んで、お店がどの場所にあるかによって、売上げはまるっきり変わるのがビジネスの世界です。店舗の場所次第では、お客さんが増えたり減ったりもしますし、近所に建てられる集客力のある施設によっては、新たにお客さんが増えたり減ったりもします。人を集めることは、生き物と同じように変化を続けています。
そのために、既存の店舗も絶えず集客力の高い場所を狙っています。新たに起業する人も、このような機会を逃さず、開業のタイミングを推し量る必要があります。今後、景気が少しでも上昇を始めると、最適な場所にある空き店舗など奪い合いになることは確実です。これまでも出店を巡っては、このような店舗の奪い合いが続いてきました。
そこで現在の景気の状況ですが、そろそろ底が見えそうだと言う人が出てきています。自動車は在庫調整が進んで、4月以降は徐々に生産を増やすようですし、最悪だった半導体も生産調整がつき始めていると云われます。また2月の消費者態度指数は、大変な低水準とは云え1月に続いて下げ止まってします。2月の景気ウオッチャー調査でも、2~3カ月先の景気見通しを示す先行き判断指数は前月より4.4ポイント高い26.5と2カ月連続で上昇しました。
大不況ですので景気がひどく悪いことは確かですが、ぽちぽちと底を打つ気配も聞こえてきます。今回の不況の切っ掛けは、実際のデータから振り返りますと、07年8月に仏BNPパリバ銀行が傘下の3ファンドを凍結して、サブプライム問題が表面化したところから始まるようですから、現在は既に1年7カ月も経過していることになります。
もう一つ、景気が底を打ってから動いていたのでは、誰もが一斉に金儲けに走りますから妙味はありません。当然、リスクは付いて回りますが、人より一歩でも早く走りださないことには、起業する弱い立場では既存の会社に敵いません。どこで第一歩を踏み出すのか、起業家にとっては難しい意思決定を迫られます。