多分5年前でしたら、スポーツビジネスと云う言葉が、これほど実感を持って受け止められることはなかったと思います。プロ野球 西武ライオンズで活躍した石毛宏典さんが、四国アイランドリーグ(現四国・九州アイランドリーグ)を設立した2004年の時点では、遠巻きに何が起るのか、興味半分関心半分の野次馬気分で誰もが眺めていました。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク12位から13位へ下降中です。
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その四国・九州アイランドリーグが地域に定着し、現在では日本プロ野球各球団に選手を供給するまでになっています。また、その後07年には、北信越ベースボール・チャレンジ・リーグが発足、09年は関西独立リーグがスタートします。バスケットボールでも、日本プロバスケットボールリーグのbjリーグが05年にスタートしています。他にも、ゴルフ、サッカー、フィギュアスケート、バレーボールなど、プロ、アマを合わせて大変な数のスポーツ組織がスタートしているのが現状です。
これまで、このようなスポーツ組織を、真剣にビジネスの対象として考えることはわが国ではありませんでした。ほとんどの組織は、大企業がスポンサーとして資金でも人的な面でも協力していて、独立したビジネスとして考える必要はありませんでした。それが、この10年ほどの間にスポンサーとして君臨していた企業が、経営状態の悪化でスポーツ組織から離れ始めたことから、米国生まれのスポーツビジネスの思想がわが国で急に導入されるようになりました。
経済産業省関東経済産業局は、「
スポーツビジネスシンポジウム~地域密着型スポーツビジネスが日本を元気にする」と題する催しを3月30日に開催するほどです。地域経済の活性化を考えるとき、話題性と集客力が期待できるスポーツ組織は魅力があります。また東洋経済新報社からは、「
スポーツ・マネジメント 理論と実務」が発売になりました。スポーツクラブなどで起業を考える実務に携わる人のための実践書で、経営戦略から人事、会計・財務、マーケティング、施設管理といった実務に直結する知識を網羅してます。
これまでの起業とは毛色がまったく違っていますが、企業スポンサーが降りた後のスポーツビジネスを担うのは、地域に根ざした起業家の勇気と能力です。これはプロスポーツだけでなく、ランニングクラブとか30分女性向けフィットネスとか、朝野球チームとか、底辺の運動クラブにも通ずるものがあります。スポーツを起業の対象として考える時期が来たようです。