今日から政府の経済対策の一環で、東京湾アクアラインと本州四国連絡高速道路の通行料金が、「上限1000円」をスタートさせました。どちらの高速も、普段の土日曜日平均よりも約30~40%の増加と云いますから、まだまだ日本人は消費意欲は高いようです。要は、ぶらっと出かけたくなるイベントがあるかどうかの問題で、起業家や企画者のアイデアに期待がかかります。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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長年、米国のアイデアばかり依存してきたわが国ですから、いきなり自分で考えろと云われても悩む人が多いと思います。でも、そんなことも云ってられない事態がまもなく起りそうです。3月9日に財務省が発表した「平成21年1月中 国際収支状況(速報)の概要」によりますと、貿易とサービスの収支は、▲1兆1,002億円の赤字。これに所得収支を加えた経常収支でも、▲1728億円の赤字です。
多分、この状態は今後長く続くと思います。それは、日本から直接でも、中国や韓国などを経由してでも製品の輸入をしてくれていた米国が、ブッシュ時代のように借金漬けのなか最終消費地としての役目を止めるからです。オバマ政権の公約は、この借金生活から抜け出すことです。
わが国も、経常収支が赤字ですから、これまでのように原油にしろ、食料しろ、原材料にしろ、支払うための外貨がなくなったわけです。これからは食料の自国での生産や省エネに本気で取り組むしかありません。まず、外食産業や小売店が大量に廃棄している、食品の活用法が大きな問題になると思います。
これまでは、大量の外貨を抱えているため、貿易不均衡を是正する意味もあって、食品や原油の輸入には政策的に寛容でいられました。大量放棄に関しても、一定量以上の輸入を推し進めるためには目をつぶっていました。ただ、経常収支が赤字になっては、そんな鷹揚な態度ではいられなくなります。
わが国の経済運営の大転換期がまもなく来ると思います。これまで世界のトップ企業の一社だったトヨタにしても、米国での自動車販売が間違いなく昨年秋以前には戻りませんので、新たなビジネスモデルを模索する必要に迫られます。
起業に関しても、この経済の変化に沿ったカタチで行うのがベターだと思います。これまでのように幾らでも輸入することが難しくなりますし、国内の食料生産は産業の新たな柱になります。省エネを抜きにしたビジネスは難しくなります。新しい日本をイメージしながら、起業を考えてみてはいかがでしょうか。