わたしが住んでいるところは、都心から西へ約50キロ弱の、東京都とは云えほとんど片田舎の街です。ご多分に洩れず、地元商店街と云えるものは形骸化していまして、昔商店街だった名残が、シャッター通りの中で数軒営業している商店から窺われるだけです。今日も、読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
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そんな商店街のなかに、わたしは最近法則らしきものを見つけました。まず商店の閉店は、新しく出店した商店から始まることです。在庫管理やデータベース管理に、先入先出法と後入先出法とがありますが、わたしの地元の商店街は後入先出法の世界でして、開業して日の浅い商店の順に商売を止めていっています。これは、衰退している街特有の現象だそうです。
もう一つ法則がありまして、それはパン屋さん、和菓子屋さん、豆腐屋さん、ケーキ屋さん、総菜屋さんなどは、数が多くても決して閉店しないことです。和菓子屋さんに至っては、大小10店以上ありますが、どこも元気です。一方、靴屋さん、かばん屋さん、本屋さんなどは一軒を残すのみでほとんど姿を消しています。魚屋さんに至っては、10年以上に渡って一軒もない状態が続いています。
多分、他の街でも同じような傾向ではないかと思います。パン屋さん、和菓子屋さん、豆腐屋さんなどは、明日から始めようとしても直ぐには開業できない商売です。何故なら、どの商売も材料の仕入れからはじめて、商品の製造を行い、それを販売する製販一体型の商売だからです。靴屋さんや本屋さんのように、商品を仕入れて販売するだけの商売は、近隣のスーパーにお客さんを根こそぎもっていかれました。
そこで思い出すのは、今わが国で最も元気な小売り会社のユニクロやニトリです。これらの会社も、元来は小売りから出発していますが、現在は衣料品や家具の商品企画・生産・物流・販売を行うSPAの企業とされています。今最も強い商売の方法は、このSPAのようです。街の豆腐屋さんも、和菓子屋さんも、考えてみたら最も小型のSPAでした。起業にあたっては、この仕組みを活用しない手はなさそうです。よいアイデア、思い浮かびました?