一昔前までなら、定年退職した後は夫婦で喫茶店を開業しようと云う人は大勢いました。現在のように、数千万円もの初期投資が必要な、フランチャイズによるコーヒーショップが広がる前の話です。現在、この喫茶店に代わるものとして注目されるのが「猫カフェ」です。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気にお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク5位から5位へ変わらずです。
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「猫カフェ」は店に猫を放し飼いにして、お客さんと猫とのふれあいを提供する喫茶店です。この業態が生まれたのは台湾・台北で、2000年に「猫花園」が始まりとされています。わが国では、04年大阪市北区に「猫の時間」がオープンしました。料金は時間制が多く、1時間の滞在で1千円前後が標準的です。ただ、土日や祭日と平日では価格帯が変わります。
このビジネスのターゲットは、仕事帰りや休日のノンビリした時間に癒しを求める若い女性です。特に都市圏では、タフに仕事をしている女性が多い上に、癒しの場所が少ないところから人気になっているようです。マンガ喫茶の猫版のようでもあり、ホストクラブの猫版と云えなくもありません。エステサロンやホストクラブよりは格段に安い癒しですから、猫好き女性にはたまらないようです。
開業にあたっては、まず場所が都市圏ですのでスペースを借りる資金が少しかかりそうです。また、数匹の猫の管理も注意が必要です。現在のところ、猫カフェに対する周辺住民の苦情などは聞きませんので、問題はあまりないようです。通常の、喫茶店の開業と同じように出店することができそうです。
多分、10年前でしたら、ハードな仕事の息抜きは居酒屋やコーヒーショップがその役割を担っていました。現在、仕事内容や人間関係など10年前とは比べモノにならないくらい厳しい状況ですから、癒し系ビジネスはまだまだ広がりそうです。心理学者は、ハードに生きる人には心の楽屋が必要と云います。癒し系ビジネスは、この楽屋の役割を果たしています。