現在、東京の寄席ではいっ平が二代目林家三平を継いで、襲名披露公演を行っています。その昔、新宿・末広亭で三平を見た人間としましては、あの三平の救いようのないバカバカしさは決して継ぐような芸ではないと思います。できたら、まったく新しいバカバカしさを産んでもらいたい気がしてます。今日も読んで戴きましてありがとうございます。元気でお過ごしですか。中山おさひろです。
《ありがとうございます。
現在、起業ランク5位から5位へ変わらずです。
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わたしが好きだった初代三平の笑いは、「向かって右側のお客さんだけ、重点的にお笑いをします。他のお客さんは休んで」 「ここで合ったのも何かの縁です。見に来てない人はどうでもいいですから、ここのお客さんさんだけ健康には気をつけてください」ww 初代三平を始めとして、昭和の名人上手はいっぱいいました。「昭和的価値観」と云う言葉があります。
それは、経済の高度成長が続いていて、若者は有名大企業に入り、生活のすべてを会社に捧げ、言われた仕事をただ一生懸命やっていれば、誰もが一定のステータスが得られた時代です。今のように色んな笑いがあるわけではないですから、三平のような人気者はテレビやラジオ、舞台へと引っ張りだこでした。経済の成長の速度に対して、サラリーマンも芸人も少なかったのです。
一方平成の時代になって、会社名やブランド名は個人を全面的には面倒みてくれません。個人は、多様な働き方や生き方が認められる反面、自分が将来どのようになりたいか、どのようなポジションに就きたいか、自分でキャリアプランを立てなくてはいけない時代に入っています。実は、このような自分でキャリアプランを立てる作業は、昭和の時代に女性が取り組んでいた生き方でした。
そんなわけで、「平成的価値観」とは女性的な価値観でもあります。起業においても通じることですが、① 現場から顧客ニーズや社員ニーズを聞く ② 自社の弱点を認識する ③ 直観力を経営に生かす ④ モノゴトを単純に考えず複眼で見る癖をつける。 これらは、従来にはほぼ女性的な発想と云われました。起業に成功するためには、この女性的価値観を身につける必要があるようです。三平流に云いますと、ここで合ったのも何かの縁ですから、健康には気をつけてください。